2005.11.12

10行(じゅごう)「暁」リリース記念ライヴ

jugoo 11月12日、沖縄・那覇市泊のライヴハウス「マイルストーン」
10行のライヴは鮮やかな色が舞い踊るようなガムランの音色で幕を開けた。

なんと言ったらいいのだろう、繊細優しい、だけど力強いメロディとビート、たゆたうバイブレーションとそれに呼応する客席の皆のバイブレーションが一体となって、なんだか目頭が熱くなった。言葉にしがたい思いが胸にこみ上げて。。。

10行はステージで三線を弾いたりしない。内地の人間が思うような沖縄で媚びたりもしない。けれどヴォーカルのミユキさんが紡ぎだすことばからも、エレクトリック楽器で描く音からも、鮮やかなアジアの色彩が、アジアの中の沖縄にいま生きている音楽が、溢れだす。

私がミユキさんと出会ったのは、彼女が「六人組」というバンドで歌っていた頃。その当時から彼女は歌の上手い人だったけれど、あれから20年経ち、彼女の歌はとても豊かに成長したと思う。もともとの才能もさることながら、努力と、そして人としての成長が彼女の歌を更に素晴らしいものにしてきたのだろう。
彼女と共に10行の世界を紡ぎだすメンバーは、皆それぞれに色んな経験をしてきた凄腕のミュージシャンばかりで、よくぞこんないいメンバーが!と思う。神様に感謝したい。

10行のHPこちら
試聴もできます。ぜひお立ち寄りください。

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2005.07.30

新宿に沖縄の風

shishi-and-dragon
新宿の夏の恒例となった「新宿エイサー祭」。今年も東京から、沖縄から、沢山のエイサーチームが参加して盛大におこなわれました。アルタ前~伊勢丹の前の通りは観客でいっぱい!最近の沖縄ブームによるところも大きいと思うけど、東京の人間は昔から祭好きでもある(^^
上の写真は大御所「琉球國祭り太鼓」の皆さん。力強くて、みんな凛々しい。獅子舞や龍も登場、アッと驚く演出にも観客の皆さん大喜び。さすが!
mini-chondarah 出演したチームのプロフィールはいろいろで、小学校の体育の時間にエイサーに取り組んだのがきっかけのチームや、エイサーに魅せられた東京人が集まって作ったチーム、那覇市役所で働く方が中心になっているチームなど、さまざま。年齢も性別もさまざま。それぞれに楽しんでいて、見てる方も楽しい。
伴奏は、伝統的な三線の生演奏のチームもあれば、沖縄ポップスを使うチームもあり、こちらもさまざま。三線に、腹に響く太鼓の音は魂をビリビリさせるし、ポップな音楽も楽しくていい。
水色の衣装は東京の「美ら桐朋」の皆さん。小学3年生くらい?の小さなチョンダラーがいて、私の近くで見ていた酔っぱらいのおっちゃんが「あの子は大したもんだ、エライッ!ありゃあー大したもんだ!」としきりに言ってました。
machida-ryu2 左は「町田・琉」の女性陣。べっぴんさん揃いで、しなやかな踊りがきれい。男性陣も若々しく爽やかでいい。このチームは伝統を大切にしながら、沖縄と東京の文化を融合させようと試みているところが、一本筋が通っていてアッパレだと思う。これからどう展開していくか楽しみな若い人たち。

新宿エイサーの公式サイトはこちらhttp://www.shinjuku-eisa.jp/index.html 出演者のプロフィールなど詳しく載ってます。

kachinba ところで、この「新宿エイサー」の時期に毎年、新宿伊勢丹では「大沖縄展」を開催していて、こちらもかなり盛り上がっています(8/1まで)。これがただの物産展ではなくて、会場で沖縄のいろいろなミュージシャンのミニライヴがあったり、屋上のビアガーデンでは「オリオンビアフェスト」が開かれたりします。土曜日の東京は沖縄並みの湿気と暑さで、オリオンビールがめっちゃ旨かったです。
右は沖縄から世界に羽ばたく!サルサバンド「カチンバ1551」の皆さん。サルサと沖縄音楽がこれほどまでにしっくり融合するとは驚き。このあとファンの人たちがステージ前に押し寄せて腰振りまくりの盛り上がり、最後には後ろの方でおとなしくソバ食べてた人たちも手をフリフリして踊ってました!

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2005.02.21

首都はどこだ

二十代前半、私は移動販売の仕事で大手スーパーを回っていたのですが、とある店の店頭の花屋のおばちゃんと暇つぶしに喋っていて、当時埼玉県上尾市でひとり暮らししていた私、「ひとり暮らしはなかなか大変ですよ」みたいな話をしていたら、おばちゃんは「出身はどこなの?」と訊いてきたので「東京です」と言ったら「あ、そ」と、妙につまらなそうな顔していた。きっと、私の出身地が埼玉よりできるだけ遠くで、私が苦労人であったりすれば、おばちゃんは喜んだんだろうな、と思うけど。
(埼玉の上尾というところは、当時の営業エリアが埼玉以北だった私には結構便利で、空気も良かったので暮らしやすかったので住んでいたわけで、別に故郷を捨ててきたわけでもないし、何かを夢みてやってきたわけでもなかった。)

金曜日、インフルエンザで仕事に行かれなかったおかげで「ミュージックステーション」をリアルタイムで見られた。
ふたつの新人バンドを見られた。HIGH and MIGHTY COLORと、アンダーグラフ。
アンダーグラフは、ちゃんと日本語の詩が書けていたところが好印象だった。そして聴いていて思い出したのが、三芳の花屋のおばちゃんと話したこと。そして「ふるさとを離れる」ということ。
東京で生まれ育った私には、きっと、夢を見て故郷を後にし東京を目指す人の気持ちは解らないだろう。だけど、沖縄に向かう私の気持ちは、首都を目指す人の気持ちと似ているかもしれない、とも思う。
沖縄出身のHIGH and MIGHTY COLORのはじけっぷりはどうだ。言葉で批評することを放棄したくなる。
沖縄は音楽の首都だ、とあらためて思う。
これからもっと、沖縄のミュージシャンがたくさん世に出るはず。なぜなら、ほかとは比べものにならない音楽的土壌が優れたミュージシャンをこれからも生み続けると思うから。
元々の素質に加え、ライヴスポットの多さ、あちこちで行われる安いチャージで見られるライヴ、仕事が終わってからライヴに行っても帰りの足が確保できること、など、常に終電を気にしつつ財布と相談しつつの音楽僻地、東京ベッドタウンピーポーには夢のような沖縄の土壌から、これからも鮮やかな花が次々と咲くのを、乾きをもって東京で見ていたいと思う。
って、見てるだけじゃ駄目なんだが(^^;

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2004.11.29

太陽風オーケストラ東京ライヴ!

photo/tokyo-live

約1年ぶりの太陽風オーケストラ東京ライヴ。
今回は渋谷DUOで、1月15日(土)に行われることになりました。
詳細はこちら
太陽風オーケストラのホームページでは試聴もできますので、ぜひお立ち寄りください。
(右のリンクからどうぞ!)

ところで私の“ジャッキー”という名前ですが、この太陽風オーケストラの仲宗根達也氏の命名であったりします。
仲宗根氏は、ステージではど真ん中、大きな宮太鼓を背にして、ドラム、和太鼓、琉球太鼓など操る、たいへん凜々しい男です。

去年の東京ライヴ後の打ち上げで、仲宗根さんからこんな話を聞きました。

太鼓のばちには魂がこもる。
だから、もし太鼓のばちが折れることがあれば、それは自分の身代わりと考える。
もし演奏中にばちが手から外れてしまうことがあれば、そこで演奏は終わりだが、自分は決してばちを手放すことはない。
ステージが終わると、自分の太鼓のばちには、握った手の跡が残っている‥‥

すごい気迫だ。
思わず拝みたくなった(笑)。

そこで私が思い出したのは映画のワンシーンだった。
寺の広場で僧侶たちが並んで稽古している‥‥
「ハッ!ハッ!ハッ!ハッハッ!」
そう、御存知「少林寺」のワンシーン。
僧侶の足元の石の床は長年の鍛錬とその気迫で摩耗している。
あの映画には、まだ“リー・リンチェイ”と名乗っていたころのジェット・リーが出ていた。
‥‥という話になると、仲宗根さんがこう言い出した。

「私はチョット・リー。ジェット・リーになれない、チョット・リー」

大真面目な話をした照れ隠しか「チョット」のところが、素頓狂な声になって、おまけに目が座っている。先ほどまでの硬派なイメージはどこへ‥‥ (でも、場を楽しくするのもこのお方の才能なんですね。)
「ジャッキー・チェンになれない“ジャッキー・チョン”」
‥‥これはチョットの兄貴から私への命名で‥‥以来、音楽好きの仲間や関係者の間では「ジャッキー」で通るようになってしまった。「ジャッキー」と呼ばれると即座に「ハイ!」と返事も出るようになり・・・・・
ジャッキー萩原‥‥ジャッキー佐藤×ミミ萩原ぽくて結構いいかも‥‥?とか思ったりしています。

しかしイントネーションが‥‥車を持ち上げる「ジャッキ」っぽいのが・・・・・

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2004.06.07

ふつうのことなので。。。

si-sa-1.jpg

沖縄は酸素が濃いみたいに音楽密度が濃いぃよね、と沖縄の友人に言ったら、
「そうかな~?みんな自分で演るのがすきなんじゃない?」
というお答え。
沖縄にはライヴハウスもいっぱいあって、新しい店もどんどんできている。チャージも東京に比べたらかなり安い。ミュージシャン人口もかなり多いと思う。
沖縄には色んな意味でクリエイターがいっぱいいる。
私なんかはぜんぜん大したことないやと思う。
だけど、ほっとする。私は私のままでいていいんだな・・・と思う。

東京(っていうか、今いる土地)では、私は自分が何をしているかなんて迂闊に言えない。
小説を書いているとか楽器をやってるなんていったらスゴがられるか変わり者扱いされるかだ。
ただ好きなことをやっているだけで、特別なことは何もないんだけど・・・。
何か言われたからって、私は変わりはしないのだけれど、すごく居心地が悪い。めんどくさい。
だから黙っている。「萩原さんキーボード打つの速いねぇ!」とか言われて「あ、どーも」とか言ってヘラヘラ笑っている。

「小説の参考にしたいんだけど、山之口貘さんの詩に出てくる“うまあ木”ってどういう木だか知ってます?」
「え、知らん・・・」
こういうかんじが、ほっとする。

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